私とこのブログについて

はじめまして。keiと申します。

このブログでは、私がこれまで試した仕事術や時間術などのメソッドやQOLを上げてくれたツール、考え方などについて、種類を問わず紹介していきます。

まずは私について紹介させていただきます。

私について

改めてまして、keiと申します。

現在は研究職として働いております。前職は医療従事者でした。

私は昔から研究が好きでした。

子供の頃

私は子供の頃から興味のあることを調査するのが好きでした。

私の場合は生き物が好きで、動物園とか水族館で解説を読まなくても、その生き物について家族に説明できるようなよくいる子供でした。図鑑を見たり作ったりするのも好きでした。

なので周囲の大人からは「将来は学者かな」なんて言われることがあり、そしてそれに疑問を持っていなかったのを覚えています。

実際に学校の調べ学習課題などでも、好きこそ物の上手なれということで、主観ですが周囲よりも上手くできたりして、自分でもそうした事が得意なんだと思っていました。

医療従事者の道へ

そんな私ですが、結局は研究者ではなく医療従事者への進路を歩むことになりました。

理由は医療従事者なら収入も安定しているし、仕事をしながら医学研究ができて、自分の研究を医学に役立てることもできると思ったからでした。

実際、医療従事者の仕事は忙しかったものの楽しかったです。大変やりがいがありましたし、業務外の時間で研究を進め、学会発表なども行うことができました。

研究と仕事にシナジーがあったのも大きなメリットでした。研究や医学というのは過去の研究の上に成り立っていますので、研究を行う際には、過去の先行研究や現在行われている治療法の成り立ちまで、深く学んでいくことになります。

こうして深く学んだ知識は実務に大変役立ちます。患者さんに治療法や効果の説明をする際にも説得力が違いますし、それだけ信頼していただけます。

また、逆に実務の中で生まれた疑問が研究のネタになったりもしましたし、その研究を通じてさらに知識をつけることもできました。

こうして割りと楽しい研究&医療従事者ライフを送っていたのですが、ある程度の実務経験を積んでいくにつれて、任される仕事量も多くなっていきました。

仕事を任されるのは嬉しいことではありました。しかしそれだけ研究をする時間が無くなっていきました。医療従事者の仕事は医療を患者さんに提供することが目的であり、研究をすることが本懐ではないので仕方ありません。

しかし私にとっては、研究ができないのは死活問題でした。そこで、仕事術や時間術を使って仕事を効率よくこなし、研究をする時間を確保しようと決意しました。

また、私は決して仕事が早い方ではありませんでした。

さらにギリギリまで仕事を溜めてしまったり、仕事に手を付けるまで時間が長くかかったりする傾向もありましたので、これを改善しようとも思っていました。

しかし、これが苦しい日々の始まりでした。

何も出来ない自分に絶望する

仕事術や時間術について本やインターネットで調べては、色々と試していきました。

しかし全くうまくいきませんでした。効果を感じられないだけでなく、まともに実行することすらできませんでした。

そもそも医療者の仕事というのは、基本的に患者さんの受診や検査、体調の変化などに対応する受け身の業務が大半です。

一方で、多くの仕事術や時間術というのは、事前に計画を立てたり、チェックリストを作ったりすることで、業務をいわゆる「型」にはめようとする傾向があります。

ですが、医療の仕事は患者さんの病気、体調、年齢、治療法などの無数の要因に対してきめ細やかに対応する必要があり、型にはめることが困難、もしくは膨大な数の型が必要になります(そして恐らく膨大な型を備え、どんな状況にも柔軟に対応できる方のことを「熟練者」と呼ぶのだと思います)。

未熟者の私には、このような予測不可能な要素が多い仕事に対して、仕事術をうまく適用できませんでした。また、最低限の業務マニュアルには対応できていた私にとって、こうした手法は仕事効率の改善策になりませんでした。

しかし一番の問題は、全く継続できないことでした。仕事術の本を読んだ直後にはあんなにやる気に満ち溢れていたのに、三日も続かない、三日坊主にすらなれなかったのです。

続かないのは自分に合っていないからだと思い、様々なメソッドに手を出しました。しかしいずれも上手くいかないばかりか、挫折という失敗体験を積み重ねることで、もともと無かった自信や自己肯定感をさらに失っていくという最悪のループにはまっていました。

この時の私は、何もできない自分に完全に絶望していました。

しかしそうしている内にも仕事量は膨れ上がっていき、ますます研究をする時間は無くなっていきました。休日に研究をしようにも、平日の疲労が重くのしかかり、休日を寝るためだけに浪費していました。

そして長期間放置した結果、あれほどやりたかった、自分のアイデンティティだとすら思っていた研究まで出来なくなっていきました。

長期間放置して腐った食べ物を掃除するのが気持ち悪いように、放置した研究に触れることすらできなくなっていきました。上司から「あの研究どうなった?」と聞かれるのが恐ろしくてたまらなくなりました。

底なし沼からの脱出

最悪のループにはまって鬱々としていた私ですが、ある時間術のメソッドによって、ついに底なし沼から脱出することができました。

仕事の効率が上がったことで、やりたかった研究を再開することができました。さらに、仕事が早く終わるということは休息の時間もしっかり確保できるため、休日を睡眠だけで終えるということがなくなり、趣味などの時間に当てられるようになりました。

こうなってくると、肉体的にも精神的にも余裕が生まれます。常に落ち着いて行動できるので、集中力が上がりミスもなくなります。仕事のスピードもさらに上がりますし、人からの評価も良くなっていきます。

これこそ、仕事がうまくいくという成功体験を積むことで、自己肯定感が生まれ、自信が付き、さらに仕事効率があがり、趣味の時間も確保できるという、まさに「最高のループ」です。これによって私の人生は変わりました。

何より研究の実績が積み上がっていくのが楽しくて仕方がありませんでした。

今では研究職を本業にしながら、かつての私のように研究をやりたい方のサポートなど、多くの人々や研究に関わる仕事が出来ています。収入も増やす事ができました。

こうした人生の好転は、いくつかの強力なメソッドとの出会いから始まりました。

このブログについて

このブログでは、私がこれまでに試した仕事術、時間術などのメソッドや、QOLを上げてくれたツール、考え方などについて幅広く紹介していきます。

特に私の人生を変えたとも言えるメソッドとの出会いのきっかけは、ある方のブログでした。

メソッドによって人生を変えたというその方のブログには、昔の駄目だった頃のお話が書かれていました。

それがまるで「これは私の事を書いているのか」と思うほど、私の状況と酷似していると感じました。

だからこそ私は、その方と同じ方法を試せば私も人生を変えられるのではと思い、ブログを参考にメソッドを試し、そして人生を変えることができたのです。

私は今度は自分で「これ」をしたいと思っています。私の人生の中で上手くいった方法を紹介することで、かつての私と似たような状況に陥っている方の悩みを解決したいのです。

また私は以前、他人のブログ記事を参考にメソッドを実行しましたが、全く同じ方法で上手くいったわけではありませんでした。

むしろ真似することで上手くいかない所もありましたので、自分なりの方法を模索することで対応していました。

私には私にあった方法があるということです。そしてそれはつまり、私にしか伝えられない事もあるということだと考えました。

私と似たタイプの方に対して、私だからこそ伝えられることがあるのだと思います。

人生が変わったという方は多くいますが、その話の内容は千差万別です。この様な多様性のある話の場合、個人の経験はn = 1と言えどケースレポートとして重要です。

なのでこのブログでは、仕事術や時間術などのメソッドやツールについて、私なりの使い方を中心に発信していきます。

また、私も研究者の端くれなので、方法を紹介するだけではなく、それで何が変わったのか、なぜ良かったのかを考察して言語化していきたいと思います。

このブログが、かつての私と似たような悩みを持つ方の人生を変える一助になってくれたら嬉しいです。

2022年9月5日