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仕事術・タスク管理

【タスクシュート】そのレビューの目的はなんですか?

2023年7月21日

こんにちは、Keiです。

生活の質や生産性、時間の使い方などをより良くするために、日時レビュー週次レビューを習慣にしている方は多いです。

しかし、レビューは方向性を間違えるとかえって辛くなったり、タスク管理を続けられなくなってしまうことすらあります。

特に、まだレビューのやり方に迷っているよう方は、何を目的にレビューをしているのかはっきりさせるべきです。

本記事では、正しいレビューの目的設定や、間違ったレビューのやりかたについて解説します。

なお、本記事はタスクシュートを実践している方向けの内容となります。

レビューをする目的は何ですか?

多くの方が、過去の自分の行動を評価し、未来の自分をより良くしたいと願ってレビューを行います。

では、レビューによって何を叶えたいのか、具体的に説明することはできますか?

もしレビューの目的が、無駄な時間を無くしたい、もっと時間がほしい、駄目な自分を変えたい、といった漫然としたものであるならば注意が必要です。

漫然とした目的しか持たないレビューにはゴールがありません。そしてゴールのないレビューは段々と厳しいものになっていき、自分へのダメ出しや減点評価といった自罰的な傾向を帯びていきます

いつまでもゴールに達しない"理想的ではない自分"を、厳しく律することで理想的にしようとするのです。

しかし自分を罰するようなレビューは、かえって自身を何もできなくさせます。

そのため、具体的な目的の無いレビューであれば、むしろ行わない方が良いとすら思います。

なにより、タスクシュートを実践している場合、わざわざ能動的にレビューを行わなくても、実はタスクシュートの実践だけで効率化や改善といった効果は得られます。

わざわざ時間を取ってレビューしなくても効率化や改善は得られる

タスクシュートを実践していると、「ルーチンタスクに登録したタスクを実行し、同時にログを開始する→タスクが終わったらログを停止する」という動作を繰り返すことになります。

実はこのタスクシュートの基本動作とも言える行動によって、レビュー効果が十分得られるのです。

ルーチンタスクに登録しているタスクとは、基本的に過去の自分が実行したタスクです。そのタスクをなぞるだけで、無意識のうちに人は瞬間的にレビューを行い、行動を修正しています。行動しながら「もっとこうした方が良いな」と思いつくことも多いでしょう。それはレビューに他なりません。

私はこれを「瞬時レビュー」と呼んでいます。

ルーチンタスクを毎日繰り返し実行することは、瞬時レビューを毎日繰り返すことと同じです。タスクシュートを始めただけで1日の行動や時間の使い方がどんどん変わっていった、という方がいるのはこれが理由だと思います。

もし思いついた改善案などをタスク実行後にコメントとして記録できれば、それは完璧なレビューとなります。そこまでできれば、非常に強力な改善効果を与えてくれるでしょう。

レビューをするなら目的をはっきりさせる

レビューをすること自体は悪いことでは決してありません。しかし、明確な目的の無いレビューは自身を採点することが目的となってしまいがちです。

レビューをするなら、その目的をはっきりさせ、実現可能な具体的なゴールを設定しましょう。

例えば、「仕事の効率を上げる」という曖昧な目的ではなく、「定時に仕事を終える」という目的にしてみましょう。

定時帰りという実現可能なゴールを設定するのです。

他には、「無駄な時間を無くす」という目的なら、その理由を解体しましょう。無駄な時間を無くして趣味の時間を確保したいのなら、「趣味を1分でも実行する」という目的に切り替えましょう。

無駄な時間を無くすのは困難ですが、趣味の時間を1分でも実行することは実現可能です。

タスクシュート100日チャレンジに参加している方なら、「先送りをしない」という目的ではなく、「先送りゼロを達成する」という具体的な数値目標を定めましょう。一見同じようですが全く違います。

先送りしないように対策し、予防するのはとても難しいです。一方で、先送りをゼロにするための戦略なら練れるはずです。

100日チャレンジの毎日の振り返りも、先送りゼロを目標に実施します。何となく前日の自分を採点したり、漫然と満足度を評価して終わりではなく、なぜ先送りが発生したのか、なぜ先送りゼロを達成できたのか、それをレビューします。

このように、実現可能な目標を設定し、その目標を達成するためにどうすれば良いか、それを明らかにするためにレビューをすべきです

駄目な自分を改善するためにレビューをしていたのでは、いつまでも理想は叶いません。理想通りに行動できる日なんて1年に1日も無いということは、タスクシュートを使っている方ならわかるはずです。

マイナス思考な方にオススメのレビュー法

どうしてもレビューをしていると駄目なところばかり気になってしまうというあなたに、オススメのレビュー法をお伝えします。

それは、短い制限時間内でレビューをすることです。

マイナス思考や自分に自信のない方は、レビューに時間をかけるほど自分の悪いところを見つけてしまいます。

そこで、短時間でレビューをすることによって、余計な悪いことを考えているヒマを無くしてしまうのです。

さらに短時間のレビュー中には、何が駄目だったのかはひとまず置いといて、何ができたのか、次はどうすれば目標を達成できるのかだけを考えます。

こうすればマイナス思考に陥るヒマはありません。毎日のレビューがとてもポジティブなものになります。

こんな方法でちゃんと効果があるのか不安な方もいるかもしれません。

しかし、本記事の最初で説明したように、ほとんどのレビュー効果は毎日タスクシュートを実践する中で得られています。

タスクシュートの実践と短時間のレビューだけでも効果は十分得られるので安心してください。

私自身、タスクに関する日時レビューは1分で終わるようなものしかしていませんが、それでも十二分に良い効果を享受できています。

前日のタスクリストを眺めるだけというレビュー方法

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レビューの目的を説明できるようにしてみよう

本記事では、レビューをするなら目的をはっきりさせるべき、ということをお伝えしました。

目的のないレビューは厳しいものになりがちです。自分に厳しくするためだけのレビューなら、いっそやらずにタスクシュートだけ実践していた方が、かえって効率化や改善という結果を得られます。

レビューをするなら、ぜひ達成可能な目的を設定し、その目的について説明できるようにしてみてください。

100日チャレンジに参加している方も、まずは前日の評価や満足度だけではなく、先送りゼロを達成するためにはどうすればいいか、という観点から振り返りをしてみてください。

きっとその方が、100日後のあなたはずっと理想に近づけているはずです。

本記事は以上です。ありがとうございました。

  • この記事を書いた人

Kei

タスク管理やライフハックが好きな研究者|医学博士|株式会社CxO|タスクシュート認定トレーナー|主な発信内容はタスクシュートと研究です。

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