こんにちは、Keiです。
私はこれまで、数え切れないほどタスク管理に挫折してきました。
様々なタスク管理メソッドに手を出しては挫折し、またすぐに別のツールやメソッドに手を出しては挫折するというループを繰り返していました。
しかし今ではタスク管理を当たり前に継続できるようになりました。
しかも特定のメソッドだけではありません。ある時から不思議と他のメソッドやツールも並行して継続できるようになったのです。
そして今振り返ると、タスク管理が続かないと悩んでいた頃の私と、継続できる今の私には、一つの大きな違いがありました。
この記事では、私がタスク管理を続けられなくなっていた一つの理由を紹介します。
私がタスク管理を続けられなかった理由
タスク管理が続かなかった頃の私は、とにかくタスク管理方法の正解を求めていました。
何が正解なのかもわからぬまま、片っ端からタスク管理に関する本やブログの解説記事を読み漁り、良さそうなやり方、設定、ツールの組み合わせなどを真似ていました。
ですが、タスク管理の仕方に絶対的な正解はありません。人の数だけ正解があるのだと今では思います。
タスク管理法の正解というのは、タスク管理を継続した先に見つけられるものです。
正解なんてわからないので、正解に向けた修正もできるものではありません。
しかし私は、他のブロガーやタスク管理原案者の発信する方法こそが自分の正解でもあると考えていました。
当然ですが他人の発信する方法は他人にとって正解の方法です。
それにも関わらず他人の方法を無理やり自分に当てはめてるのですから、無理が生じるに決まっています。
その無理によって、タスク管理が続かなくなっていたのです。
「自分に合った方法」に自信が持てない
他人の方法を無理やり自分に当てはめる必要は無いと書きました。
しかし、最初に他人の真似をすることは悪いことではありません。
他人の真似をすることは、特に新しいタスク管理の習得には有効です。
最初から完全自己流で始めるのは悪いことではありませんが、新たなメソッドの習得には時間がかかるでしょう。
まずは他人の真似をしてみて、自分に合わせていくのが一番効率的に新たなメソッドを習得出来る方法だと思います。
しかし不安を感じやすい方ほど、この「自分に合わせていく」段階に至れないことが多いように思います。
私もそうでした。うまくいかないならやり方を変えてしまえばいいのに、自分に合わせていく事が正解を外れる事の様に感じられるのです。
やり方を変えることで正解を外れ、タスク管理の"正しい"効果が得られなくなるという根拠の無い不安を感じていました。
「自分にあった方法」に対する不信感、もしくは正解を外れる事に対する恐れや不安によって自分に合った方法を模索することができず、タスク管理の継続もできずにいたのです。
タスク管理の目的は、100%の効果を得ることではない
自分に合った方法に舵を切れない理由は、正解の道を外れることへの恐れが原因でした。
そしてその恐れの元になっているのは、正しい道を外れると100%の"正しい"タスク管理効果が得られなくなってしまうのではないかという根拠の無い不安でした。
根拠の無い不安を解消するには、この不安には「根拠がない」ということを認識するしかありません。
そもそも、タスク管理を行っている目的は何でしょうか。
タスク管理によって仕事の効率を上げたり、ミスを減らしたり、自分の時間を作ったりすることが目的だったはずです。
完璧にタスク管理を行うことが目的ではなかったはずです。
仮に他人の方法から自己流の方法に切り替えて、得られるはずだったタスク管理の効果が100%から80%になったとしても、それの何が問題なのでしょうか(元々%なんて測れませんが)。
自己流でもタスク管理を続けていれば効果は得られます。それがたった1%の効果であったとしても、効果を得るという目的は達成しています。
そして何よりも、他人の方法は正解ではないのです。そもそも他人の方法は100%の効果を与えてくれません。
100%の効果を与えてくれる正解の方法は自分の中にしかありません。
だから他人の方法から自己流の方法に切り替えるのは正解を外れることではありません。むしろ自己流の方法に切り替えることこそが正解に至る道です。
タスク管理は続けていれば確実に何らかの効果は得られますが、挫折してしまえば効果は0%になります。
正解と思う方法に固執するよりは、自分が継続できる方法でタスク管理を続ける方がずっと効果は大きくなります。
そしてタスク管理を続けていれば、やがて自分に合った方法が見えてきます。
よって、敢えて正解の方法をあげるとしたら、自分が楽に継続できる方法が正解の方法なのだと思います。
タスク管理を続けるコツは自分に合った方法を受け入れること
自分に合わないタスク管理方法を続けるのは苦痛です。
苦痛なことを続けるのは無理です。我慢すれば足を靴に合わせることは可能かもしれませんが、自身の行動全てを無理に型に嵌め続けるのは不可能です。
しかし私達は、他人の方法が正解だと思いこんでしまい、自分を他人の方法に当てはめようとしてしまいます。
自分に合った方法を選ぶべきなのに、自己流の方法は悪だと決めつけて受け入れられないのです。
他人の方法を真似るのは、新たなメソッドを習得するためには重要です。しかし他人の方法の中で合わない部分があれば、自分に合った方法に変えても良いのです。
私は自分なりの方法を受け入れられるようになってから、様々なメソッドを継続できるようになりました。
もしタスク管理が続かないと悩んでいるのであれば、思い切って方法を変えてみてください。
タスク管理メソッドの中でどうしても続けられない部分があるなら、その部分だけ辞めてみてください。
タスク管理そのものを辞めなければ、やがて自分に合った方法を見つけることができます。
自分をタスク管理メソッドに合わせるのではなく、タスク管理メソッドを自分に合わせるのです。
こうしてどんなメソッドでも継続し続けていれば、やがてタスク管理術によって効果を得るというあなた本来の目的を達成できるでしょう。
本記事は以上です。ありがとうございました。