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仕事術・タスク管理

【タスクシュート】ルーチンが崩れたら?調子が戻るまでの過ごし方

2023年2月6日

こんにちは、Keiです。

タスクシュートを続けていると、段々とルーチンタスクが増えてきます。

その結果、1日の流れがルーチンタスクによって描き出されるようになります。

そのルーチンタスクを次々とこなすことで、まるでジェットコースターやウォータースライダーに乗っているかのように1日のタスクをスムーズに処理していくことができるのがタスクシュートの一つの利点です。

しかし睡眠リズムが崩れたり、優先度が極めて高い想定外のタスクが発生した時、ルーチン通りにタスクをこなすことは困難になります。

これが1日だけならいいのですが、睡眠リズムや生活リズムというのは一度崩れると、時には1~2週間も元のリズムには戻れなくなったりします。

睡眠、生活のリズムは崩れるのは早いですが元に戻るまでに時間がかかります。そしてリズムが戻るまで、設定された元のルーチンタスク通りに生活することができなくなるのです。

こうなった時、どのように調子を戻せば良いのでしょうか。

本記事では、ルーチンが崩れた後の調子が戻るまでの過ごし方と、ルーチンが崩れた時にやってはいけないことを紹介します。

ルーチンが崩れる理由

生活や仕事のルーチンが崩れてしまう理由は様々ですが、多くの場合は睡眠リズムが崩れた時優先度が極めて高い想定外の事態が発生している時、そして極めて多忙となった時です。

ある程度タスクシュートに使い慣れている方であれば、朝の起床直後や午前中の早い時間帯からルーチンタスクを設定している方は多いのではないでしょうか。

また、仕事をしている方であれば、仕事を終えた後の時間帯にルーチンタスクを設定する方も多いでしょう。

これはつまり、寝坊せずに通常通りに朝起きられることや、ある程度余裕を持って退勤できる事を前提としてルーチンを設定しているということです。

しかし睡眠リズムが崩れた時や極めて多忙となった時は、これらの前提が守られる頻度が激減します。

休日の起床時間や平日の退勤時間は想定よりもずっと遅くなることがあります。その結果、休日の午前中や平日の夜にやりたかったタスクができなくなります。

数日くらいならできないタスクがあっても、「今日はそういう日だっただけ」と思えます。しかしこれが1週間も2週間も続くと嫌になってきます。

嫌になると余計にストレスが掛かり、メンタルが削られてさらにルーチンタスクを実行できなくなります。

調子が悪い時に必要なのは変化ではない

調子が悪くルーチン通りに全く行動できない時、いっそルーチンを全て削除してゼロから再スタートしたくなりませんか?

ですが調子が悪い時こそ、ルーチンタスクの全消しは悪手だと思います。

調子の悪さは殆どの場合一時的です。その一時的な自分に合わせたルーチンを作り上げても、その後長く使い続ける事はできなくなります。

何よりルーチンタスクを作り上げていく作業にはかなり時間がかかります。調子が崩れるたびにルーチンタスクを削除していたら、いつまでも行動ルーチンが定まりません。

また、全削除はしなかったとしても、ルーチンタスクを修正することで対応しようとすることもあるでしょう。私も何度も試したことがあります。

しかしルーチンタスクを修正しても、それによって調子が戻ったことはありませんでした。

調子が悪い時にルーチンを変化させても良いものにはならないでしょう。せいぜい邪魔にならないようにルーチンタスクを一時的に無効化するくらいです。

調子が悪いときこそ、既存のルーチンタスクは修正も削除もせず、自分が戻るべき目標として残しておくべきだと今では思います。

ルーチンタスクの修正は、普段通りに行動できる状態の時に、毎日少しずつ行っていくべきものです。

対策: ルーチンタスク・タスクリストはそのままで、最低限できることだけやる

調子が悪い時でもルーチンタスクはそのままにした方が良いと説明しました。

それでは1日のタスクリストはどうでしょうか。

調子が悪い時には自動生成されたタスクリストをまず実行しきれません。それならどうせ実行できないタスクリストなんて最初から全削除して、まっさらなタスクリストにしたくなりませんか?

これも何度も試したことがあります。調子が悪い時はタスクリストをまっさらにしても上手くいかない可能性が高いです。

まっさらなタスクリストを前にして、リアルタイムで自分の行動を記録していくというのは、実は相当に高度な行為です。

調子が悪い時にできるようなことではありません。

調子が悪い時は、自動的に生成されたルーチンタスクのうち、実行可能な最低限のタスクだけをつまみ食いするように実行していくくらいで良いと思います。

殆どのタスクは実行できないで残るかもしれませんが、それで大丈夫です。実行せずに残ったタスクはそのまま放置しても削除しても構いません。

少しでもルーチンタスクに沿って行動しながら、調子が戻るのを待つのです。

崩れた調子を短時間で元に戻すことはできません。一方で、待っていれば翌日には元に戻っていたりもします。

下手に流れに逆らっても逆効果なので、少しでも普段のルーチンタスクに沿って行動することでリズムを元の調子に近づけながら、調子が戻るのをじっくり待つのが一番のリカバリー法だと思います。

調子が悪い時はそもそもタスクシュートが使えないんだけど

ここまで書いてきた対策法は、タスクシュートが使えることを前提としています。

ですが調子が悪い時というのは、そもそもタスクシュートすら使えなくなることが非常に多いです。

タスクシュートを使うということは、実は簡単なことではありません。

TaskChute Cloudやたすくまを開き、タスクを実行し、タスクを終了し、次のタスクを実行する。たったこれだけでも、調子が悪い時にはとてもハードルが高くなります。

時にはタスクシュートの存在すら忘れていたりします。

対策としては、リマインダーをセットすることでタスクシュートを思い出せるようにします。

私の場合はTaskChute Cloudのセクション機能を活用していました。TascChute Cloudはセクションを数時間ごとに設定しておくと、その時間になった時にスマホやアップルウォッチに通知を送ってくれます。その通知をリマインドとしていました。

しかし、こうしたリマインドによってタスクシュートをすぐに再開できる方は、恐らくタスクシュートにある程度慣れている方です。

慣れていない方はリマインドがあっても中々タスクシュートを再開できません。

ですがそれは慣れていないのだから仕方が無いことです。タスクシュートを使えなかったとしてもそれはそれです。

再開できないのは最初の頃だけで、慣れてくればできるようになります。

再開できなくても、それはその時たまたま再開できなかっただけです。

最低限リマインドが届くようにしておけば、そのうち再開できます。

いつでも再開できるのがタスクシュートの良い所ですから、良い所は活用しながら気長に行きましょう。

そしてタスクシュートでログを実際に取れたら凄い!と思うくらいで良いと思います。

中断と再開を繰り返しているうちにタスクシュートに慣れてきて、気付いた頃には記録を取ることが当たり前な状態になれます。

ルーチンが崩れても全てをリセットしない

本記事では、ルーチンが崩れた後の調子が戻るまでの過ごし方と、避けた方が良い方法を紹介しました。

ルーチンが崩れた時は、普段のルーチンタスクのうち、最低限できることだけやりましょう。

また、調子が悪い時はタスクシュートで十分にログを取れないことも多いですが、もし可能であればタスクシュートを起動して、一つタスクを実行することだけを目標にしましょう。

極小のスモールステップだと思っても、意外とタスクシュートを起動してタスクを実行するという行動は大変です。これが一回出来ただけでも良しとしましょう。

最低限のスモールステップを少しずつ続けているうちに調子が戻ってきます。

しかし、時には何もできないこともあるでしょう。それでも大丈夫です。何もできなくても、その分だけ休息が取れて回復できています。

日付が変わることで外圧によって調子が戻ることもあるので、充電期間だと思ってゆっくりしましょう。

一方で、調子が悪い時こそ焦ってルーチンタスクや1日のタスクリストを全て削除したり大修正したくなりますが、そこはぐっと我慢しましょう。

ルーチンタスクや自動生成されたタスクリストは行動を助けてくれるものです。調子が悪い時にそれを削除したり大きく変更しても余計に実行が大変になるだけです。

調子が悪いのだから、ルーチンタスクの内一つでも実行できれば十分です。実行できなかったタスクは放置すればいいのです。必要になればそのうちできます。

調子が悪い時に無理にあがいても傷口が広がるだけです。じっくりと調子が戻ってくる時を待ちましょう。

調子が戻れば、元のルーチンを実行できる自分にも戻れます。

最低限のスモールステップで歩みながら調子が戻るのを待つか、それも無理なら何もせず充電期間にあてる。

結局はそれが調子を戻すための一番のリカバリー法だと思います。

本記事は以上です。ありがとうございました。

睡眠リズムが崩れた時、光目覚ましを試した事があります。
普通の目覚まし時計とは違う不思議な目覚めの感覚を味わえます。

  • この記事を書いた人

Kei

タスク管理やライフハックが好きな研究者|医学博士|株式会社CxO|タスクシュート認定トレーナー|主な発信内容はタスクシュートと研究です。

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