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習慣

【挫折しない】タスクシュートを使った習慣化メソッド

2022年9月26日

こんにちは、Keiです。

以前の記事で「既に習慣ができているタイミング」を探すことで、挫折せずに習慣化ができるということを書きました。

既に習慣化している流れの中に新たに習慣化したいタスクを入れる事で、習慣化していないタスクでも取り掛かれない、先送りしてしまうという失敗をできるだけ減らすことができます。

ですが、必ずしも自分の事に集中できる時間帯に、都合よく習慣が構築されている訳ではないと思います。

最終的には私も朝の時間を活用して「習慣化のための時間枠」を作りました。

この記事では、私がタスクシュートを使って朝の時間に「習慣化のための時間枠」を作るまでに行ったことを紹介します。

これは言い換えれば、習慣化自体を習慣にするメソッドです。

このメソッドを早いうちにできるようになるとタスクシュートが継続できないということもなくなります。

そのため、習慣化したいタスクがある方の他に、まだタスクシュートを使い始めで、タスクシュートが習慣化できていない、ルーチンタスクがあまり作成できていないという段階の方もここから始めるのをおすすめします。

「習慣化のための時間枠」を作るまでの3ステップ

最初に「習慣化のための時間枠」を作るまでに目指す目標を3ステップで紹介します。

  1. 朝の時間をルーチンタスクで埋める
  2. ルーチンタスクの中で「時間枠」を作る
  3. 「時間枠」で習慣化したいタスクを実行し、習慣化する

この3ステップはある意味、朝の時間帯そのものを習慣化するプロセスでもあると思います。

以下それぞれ解説していきます。

ステップ1. 朝の時間をルーチンタスクで埋める

まずは朝の時間をルーチンタスクで埋めていきます。

例えば朝6時に起床して8時に出勤するなら、間の2時間をルーチン化していきます。

こうすることで、朝の時間そのものを「既に習慣ができているタイミング」にしてしまいます。

朝に習慣化を行う理由は、朝が一番イレギュラーが少なくルーチン行動を取りやすいからです。

なお、ルーチン化する時間の長さは生活に合わせて変動して構いません。30分でも大丈夫です。

家族がまだ寝ている時間など、できるだけイレギュラーが少ない時間帯を狙うと習慣化がうまくいきやすいです。

ルーチンタスクの作り方は以前の記事にまとめた原則に従います。

タスクシュートを継続するための5原則【前編】

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タスクシュートを継続するための5原則【後編】

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つまりルーチンタスクは必ず過去の実際の行動から作成します。

また大量のルーチンタスクを一気に作りすぎず、毎日少しずつ作成していきます。

そして始めのうちはモードやプロジェクトといった設定は気にしなくて良いです。

モードの未設定が気になる方は「人生」とでも入れておきましょう。私もそうしています。

こうして毎日少しずつ実際の行動記録をルーチンタスク化し、そうして出来たタスクリストを毎日少しずつ修正していきます。

修正をする時も実際の行動に基づいて修正します。

実際にタスクリストを実行してみて「この行動は後に回したほうがいいかな?」「見積もり時間が短すぎるかな?」と感じたら、その感覚に従って修正していきます。

逆に全く何も感じなかったら修正しなくても構いません。そのまま継続します。

このようなことを毎日繰り返して、朝の時間にルーチンタスクで構成される時間帯が出来て来たら次のステップに進みます。

ステップ2. ルーチンタスクの中で「時間枠」を作る

ステップ2では、ステップ1で作成したルーチンタスクで構成される時間帯の中に「習慣化のための時間枠」を作ります。

ルーチンタスクの見積もり時間を最適化したり、不要なタスクを別の時間帯に移したりして時間を空け、タスクリストに「時間枠」を設けます。

起床時間を早めて時間を空けてもいいですが、習慣実行の前に早起きができたという前提条件が生まれるので習慣実行のハードルは上がります。

ただし早起き自体は1日全体に良い影響を与えてくれる非常に強力な習慣なので、この際に習慣にしてもいいかもしれません。

ステップ1の朝の習慣化と早起きの習慣化を並行すると習慣化の難易度が著しく上がるので、まずはステップ1で朝の時間を習慣化し、後は早起き出来さえすれば朝の行動は習慣でなんとかなる、という状況にすると早起きを習慣化しやすくなるかと思います。

なお、「習慣化のための時間枠」のために無理に長時間の枠を確保する必要はありません。

時間枠は20分あるだけでも強力な習慣を複数実行可能です。

もちろん1時間、2時間と時間を確保してもいいですが、いきなり長時間にするとその時間の長さ自体が習慣化のハードルになりかねません。

また当然ですが、睡眠時間を無理に削って朝の時間枠を設けるのは厳禁です。重度の睡眠不足は体力から生産性、QOL、幸福度まで激減させてしまいます。

ステップ3. 「時間枠」で習慣化したいタスクを実行する

ステップ3まで来たら、あとは習慣化したいタスクを実行するだけです。

既に朝の時間が習慣化できているので、新たな習慣を組み込んでも手を付けられないという事態を減らすことができます。

ですが習慣を実行できない日も勿論あると思います。しかし実行できなくても気にする必要はありません。

その日はたまたま実行できないイレギュラーな日だっただけです。未来を予知することなんてできないので、必ず毎日実行できると思う方が間違いです。

また、最初のうちは習慣を実行出来た日を記録したくなるかもしれませんが、私は記録すべきではないと思います。

習慣実行の記録が続いている達成感よりも記録が途絶えた時の落胆の方が強いため、たまたま記録が途絶えただけで一気に挫折に近づいてしまうからです。

(連続ログインが途絶えると急にゲームへの関心がなくなるあの感覚と同じです。)

習慣は毎日実行出来なくても効果はあります。多少の間隔は気にせず気長に実行していきましょう。

既に朝の時間が習慣化できていますので、二週間もすれば目当ての習慣も続くようになっているでしょう。

習慣化が完了したら

無事に習慣化ができたら、「習慣化のための時間枠」から習慣化したタスクを別の時間に移動します。

移動先はどこでも大丈夫です。一度習慣化しているので、他の時間でも継続はしやすいでしょう。

もし継続できない場合、移動先の時間帯がその習慣に不向きな可能性があります。

あなたが悪いわけではなく時間帯が合っていないだけなので、自分の中で実行できるタイミングを探していきましょう。

もちろん朝の時間に継続しても大丈夫です。

私も朝に習慣化したタスクが他の時間では上手く継続できないという理由から、そのまま朝に継続するパターンは多いです。

また私の場合、優先度の高い習慣は朝に継続するようにしています。

朝が一番イレギュラーが無く確実に習慣を実行できるからです。

そのため朝のルーチンタスクがどんどん増えていきましたが、これはこれで朝の時間が充実して良い感じです。

こうして「習慣化のための時間枠」を空にしたら、次の習慣化したいタスクを入れます。

そしてステップ1~3を繰り返し、新たな習慣を身につけます。

これを繰り返して次々と良い習慣を習得していけば、あなたの人生は良い方向に進み始めるでしょう。

そのくらい習慣には人生への強い影響力があるのです。

習慣化自体を習慣にする

この記事では、タスクシュートを使った習慣化メソッドについて説明しました。

私はこの方法でうまくいったというだけで、正直に言えば回りくどい方法だと思います。

決して効率が良い習慣化の方法だとは思いません。普通に習慣化ができる方は習慣化したいタスクを実行し続けるだけの方が効率が良い気がします。

ですが、ルーチンタスクにタスクを追加しても実行できないという経験を頻繁にする方は、今後も習慣化しようと念じただけではうまくいきません。

この習慣化メソッドは、そんな習慣化に何度も挫折した方にこそ試していただきたい方法です。

この方法はタスクシュートを使って習慣化自体を習慣に組み込みます。

「習慣化」が習慣になってしまえば、その後は新たな習慣を身につけることにハードルは感じなくなります。

その万能感は、自分にできないことは何も無いのではないかと錯覚するほどです。

このある種の万能感を感じられるようになることが、「自分を変える」ということの一つの形なのだと思います。

本記事は以上です。ありがとうございました。

  • この記事を書いた人

Kei

タスク管理やライフハックが好きな研究者|医学博士|株式会社CxO|タスクシュート認定トレーナー|主な発信内容はタスクシュートと研究です。

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